2025年問題について

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皆様はバイク業界における「2025年問題」はご存知でしょうか?

今回は2025年問題について、私見ではありますがバイク業界歴12年店長歴5年の

私が意見を述べてみようと思います。

2025年問題

これは2025年10月に施行される「排ガス規制」の問題です。

バイクには50ccから1000ccOVERの車両まで幅広く存在していますが、

今問題になっているのは「50cc」の排ガス規制です。

そもそも50ccというカテゴリーは全世界を通してかなり珍しく

あまり注目されていない排気量です。

そんな50ccは年々厳しくなる排ガス規制に対応する事が難しくなっていました。

排ガス規制をクリアする為には、新型エンジンの設計・開発に膨大なコストがかかります。

世界的に重要視されていない50ccクラスにそんな膨大なコストをかけ、

そのコストが回収出来るか懐疑的である、というのが問題の根っこの部分です。

そこでその問題を解決する為に3つ程の案が出ているようです。

それは以下の3つ。

1.新型ガソリンエンジンを開発、ただし新車価格は大幅UP

上記の通り、2025年の排ガス規制をクリア出来るエンジンを新設計し、

膨大にかかるコストを販売価格に上乗せして今まで通りに進む道。

ただこれは今に始まったわけではなく、

20~30年前に比べ現行モデルの新車価格は上がっています。

問題先延ばし作戦ですね。

2.四輪車同様、電気バイクに移行

実際数年前から電気バイクの開発・販売は行われていました。

意外に知らない方も多いと思います。

それは何故でしょう。

答えは簡単。

全く普及していないからです。

インフラ設備の整備不足やバッテリー性能の強化がほとんど進んでいないとか

問題が数多く残っている為です。

3.新原付1種の枠組みの作成 原付2種のデチューン対応

世界的に小型バイクのシェアは110cc~125ccがほとんどを占めているわけですが、

その原付2種をパワーダウン、性能に制御をかけて新原付1種として販売する道。

もちろん開発コストの回収がしやすい110cc~125ccの車両を使いまわし、

パワーが出ないよう設定するだけで良い為、

各メーカーからすれば一番助かる選択のように思います。

もちろん免許の制度や道交法の整備等問題は山積みですが、

上記2つの案と比較するとやや現実的です。

自論

このように、2025年の50ccクラス消滅問題を取り上げてみましたが、

最後に私の考えを発表します。

それは

「1の案を採用しつつ2の案に移行」

です。

わかりやすく説明すると、新車価格は大幅UPするものの新型ガソリンエンジン搭載の

50ccを販売しつつ、電気バイクの開発を急ぐというものです。

3の案は各メーカーからすればコストや売上の観点から一番「楽」だと思います。

が、現行モデルの110ccクラスで軽量なモデルでも車体重量は約100kg。

50ccの車体重量よりも大幅に重くなります。

特に日本は高齢者社会であり、軽い50ccが高齢者の移動手段として

一定値役に立っているのは事実です。

人口の大きな割合を占める高齢者のシェアを簡単に切り捨てるとは考えにくいです。

また法整備に関しても簡単ではありません。

排ガス規制までは2年半しか猶予がなく、

それまでにしっかりとした法整備は無理なのではと考えます。

最終的にはカーボンニュートラル構想によってガソリン車は電気バイクに全て移行するでしょう。

ただ向こう2.3年で電気バイクに総入れ替え出来るでしょうか?

答えは否、です。

なぜなら、四輪が電気車に移行出来ていないからです。

恐らく四輪車の電気化、その後に二輪が続くはずです。

日本全国のインフラ設備の強化、何年も進んでいないバッテリー技術の進化、

これらは何十年単位で時間がかかる事でしょう。

もちろん常に脱ガソリンは意識しなければならないでしょうけど。

という事で、2025年問題についての私見を述べてみました。

ただ、未来の正確な予測は誰にも出来ません。

将来のバイク業界がどのようになっているのか、静観するしかありません。

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