バイクの整備、修理にかかせないケミカル。
種類もメーカーも膨大な数の商品が世に出回っています。
バイク業界歴12年バイク屋店長歴5年の私が、
これがないと仕事にならない!本当に頻繁に使ってます!
というケミカルを紹介します。
もちろん、全ての商品を使ったわけではないので、あくまで私が愛用しているものを並べます。
1.パーツクリーナー
ど定番中のど定番、これはナンバーワンでなければ仕事になりません。
有機溶剤のスプレータイプ、パーツの油汚れを綺麗に洗浄してくれる優れもの。
個人的な感想として、価格やメーカーの違いで性能は大きく変わらないように感じます。
やはり仕事で日常的に使用する為、容量が多くと価格が安価なものが一番良いです。
PROTOOLS(プロツールス)さんの840mlのパーツクリーナー
を長年愛用しております。
2.シャーシブラック油性 スプレータイプ
意外かもしれませんが、本当に毎日使うと言っても過言ではないレベルで使用しています。
当然塗装以外で使う事はありませんが、中古車の仕上げで数多く使います。
主にスタンド、ミラー(バーの部分)、キックバーに使用しますが、簡単に脱脂して吹きかけるだけ。
塗装→乾燥→塗装を何度か繰り返すと凄まじい艶が出て新品のようになります。
また、スプレーだけでなく器に吹きかけて筆塗りも可能。
シャーシブラックがあれば黒のタッチペンを使う必要性を感じません。個人的なおすすめは
モノタロウさんのシャーシブラック油性
が価格・性能ともに万能で愛用しています。
3.浸透潤滑油剤
バイクを一台整備すると必ず一回は使います。
主な使い方として、錆びて緩まないネジ又はネジ穴に吹きかけ浸透させたり、
ウインカーやクラクションなどのスイッチの接点、カギ穴、スタンド可動部(仕上げはグリス)等、
使う部分は非常に多いです。が、浸透は早い反面持ちが悪い為仕上げに
グリススプレーを使用する事が多いです。
これに関しては特にこだわりはありませんが、
WAKOS(ワコーズ)さんのラスペネ、
YAMALUBE(ヤマルーブ)さんのスーパー防錆潤滑浸透剤
がおすすめです。
4.シリコンスプレー
これも使う頻度が高く、使う量がかなり多いです。
主にバイクの外装部分、樹脂製のつや出しやフレーム、ホイール等の防錆つや出し用ですね。
またゴムを痛めにくい性質があり、ブレーキキャリパーの動きが鈍い
ピストンやエアバルブの挿入時にも使います。
シリコンスプレーも性能はどのメーカーもほとんど変わらないように思います。
容量が多く、価格が安価なものでいいと思います。私は
モノタロウさんのシリコンスプレー
を愛用しています。
5.グリススプレー
使う頻度はやや多く、バイクの可動部に吹きかけます。
レバーのピボット部、スタンドの付け根、シートキャッチや、
キャブレター(スロットルボディ)のワイヤー可動部等、使う場面は豊富です。
こちらも性能はどのメーカーもさほど差がないように思います。
容量が多く、価格が安価なものでいいと思います。私は
モノタロウさんのグリススプレー
を愛用しています。
6.キャブレタークリーナー
聞いて字のごとく、キャブレターの洗浄をメインに使用します。
他には頑固な汚れにも効果があり、燃焼室のカーボン除去等にも使います。
色々タイプはありますが、個人的に泡タイプのものが使いやすいように思います。
おすすめは、
WAKOS(ワコーズ)さんのエンジンコンディショナー、
YAMALUBE(ヤマルーブ)さんのスーパーキャブレタークリーナー
が特におすすめです。
耐熱塗料つや消しブラック
マフラー塗装専用ですね。
スクーターのマフラーのほとんどがつや消しブラックで塗装されています。
長年バイクに乗っていると徐々に広がる錆び。
その錆びを落とした上にかけるのが、耐熱塗装つや消しブラックです。
本当に新品のように見えます。おすすめは
WAKOS(ワコーズ)さんのHR-B 耐熱塗料ブラックA363
です。(これは本当におすすめ!)
最後に
実際はもっと多くのケミカルを場面場面で使用しますが、
上記7つは本当に毎日使っています。これらがないと仕事にならないと断言出来ます。
もちろん多くのメーカー、多くの商品をこれからも使い続けて、自分だけの本当のおすすめを見つけ出したいですね。
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