二級整備士資格
まず二級整備士資格に関しては、「認証工場」を取得する為です。
分解整備等を行うのに必須な認証工場ですが、
実際は認証をとっていない店舗は数多く、
整備士資格を持っていない店舗はかなり多いと聞きます。
ですが、周りがそうだから自分も大丈夫と思うなかれ。
それが発覚してしまうと最大半年の業務停止命令が執行されます。
リスクでしかありませんよね。
四輪の不正車検などのニュースが取り上げられている状況から
今後、違法店はどんどん摘発されると思います。
今から開業される方は絶対に認証工場は取得して下さい。
認証工場取得の条件
各都道府県で若干異なる可能性がありますので、最寄りの陸運局で確認する必要がありますが、
何県か確認したところほとんど条件は同じように思います。
整備士の人数
最低2人以上且つ内一人は1級または2級整備士資格者が必要
従業員数に応じて上記資格者の必要人数が増えていきます。
工場の必要面積
車両整備作業場
間口3m以上 奥行3.5m以上
部品整備作業場
4㎡以上(何m×何mのような制限はなく合計で4㎡以上あればOK)
点検作業場
間口3m以上 奥行3.5m以上
車両置場
間口2m以上 奥行2.5m以上
つまり、どんなに狭くても
「30㎡以上ある店舗」
を用意する必要があります。
これから店舗を探す方は十分注意しましょう。
必要工具・設備
サーキットテスタ
比重計
コンプレッションゲージ
ハンディバキィームポンプ
エンジンタコテスター
タイミングライト
シックネスゲージ
タイヤゲージ
CO/HC測定器(新品は成績表、中古は校正結果証明書2年以内のものが必要)
エアコンプレッサー
バイス
充電器
ノギス
グリースガン
部品洗浄槽
トルクレンチ
ダイヤルゲージ
等が挙げられます。
これらの多くはバイクの整備に必要なものが多く
すでに持っている人が多いと思います。
もっていない物を手にいれましょう。
他にも用途地域による建築物の制限や消防法など細かい制約はありますので、
物件を契約する前に管轄の陸運局に相談しましょう。
古物商許可証
中古車を売買するなら必須です。
とはいえ書類を用意して最寄りの警察署に申請するだけです。
特別な講習等はありません。
代行業者に依頼して取得する方もおられるようですが、
簡単なので自分で申請しましょう。
代行業者を使うと費用は約5万円程
自身で行えば約2万円程です。
※多くの方は問題ないと思いますが、過去に犯罪歴のある方は取得出来ないようです。
心当たりある方は事前に警察署に相談しましょう。
という事で、最低限バイク屋を開業する為に必要な資格は上記2つだけです。
知らずに勢いで物件契約・開業を進めてしまうとやり直しが効かなくなる可能性があります。
しっかり準備段取りに時間をかけて万全な状態でスタートをきりましょう。
コメント